消える「シミ」と消えない「シミ」

まず、シミの種類を知ろう。ひと口にシミといっても、医学的にいうといろいろな種類がある。おおよそ以下のようなものである。

①老人性色素斑
いわゆる日焼けでできたシミ。茶色から黒褐色のものが、頬に丸くできることが多い。初期のまだ非常に薄いものは、美白化粧品でさらに薄くなることがあるが、完成してしまったものには美白化粧品は効かないので、レーザー治療が必要になる。進行するにつれ、皮膚の構造そのものが変化して、イボのように盛り上がってくることもある。シミとして最もポピュラーなもの。

②脂湿性角化症
①の老人性色素斑から次第にイボのように盛り上がってきた状態で、よく見ると、表面はボツボツとしている。手の甲などにできる茶色のシミもこれに相当するものが多い。このシミは、残念ながらレーザー治療でないととれない。

③雀卵斑(じゃくらんはん)
ソバカスといわれる遺伝的なもの。生まれつきこの遺伝子を持っている人は、10歳を過ぎたころから鼻を中心に、そばがらのカスのような小さなシミが散らばったようにできる。よく見ると丸でなく、ひとつひとつが三角や四角い形をしているのが特徴。皮膚構造は正常なので、美白化粧品は理論的には効くはずであるが、実際はなかなかそうはいかない。レーザーでとてもきれいにとれるが、再発することも。

④肝斑
女性ホルモンのづフンスが乱れるとできる、もやもやとしたシミ。頬骨の部分を中心に、左右対称にできることが多い。額や鼻の下にできるケースも。妊娠中、更年期の時やホルモン治療を行なった時などにできやすい。美白化粧品はある程度有効だが、トラネキサム酸の内服やピーリングの方が確実に効く。レーザーは不向きで逆に濃くなる場合も多い。

⑤炎症性色素沈着
ニキビ跡など、炎症がおきた後にできるシミ。コットンで拭き取るなど、肌をこする習慣がある人は、顔全体にこのシミができることもある。また、ムダ毛処理をしすぎて毛穴のところがポツポツ黒ずんでくるのもこのタイプ。美白化粧品はある程度有効だが、ピーリングを行なうと非常に早くとれる。レーザー治療は向かない。

トラネキサム酸一もともとは止血剤や抗炎症剤として使われる薬だが、メラニンの生産を抑える作用があるため、肝斑の治療にも使われる(美容皮膚科などで処方してもらえるし、市販のものもある)。肝斑の場合、トラネキサム酸とビタミンCをあわせて2、3ヵ月内服を続けると薄くなることが多いが、肝斑以外のシミにはあまり効果がない。

⑥花弁状色素斑
 海などで急に日焼けしたあとに、肩から背中にできる小さなシミで、よく見ると花びらのような形をしている。レーザー治療以外の方法でとるのは難しい。

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