シミができるメカニズム

「シミ」という言葉は医学用語ではありませんが、顔や体の色素沈着のことを一般にシミと呼んでいます。
色素沈着とは、メラニン色素が局所的に多く作られて肌(表皮)の奥にたまった状態の事です。
色素沈着が起こる原因には、ホルモンバランスの乱れや、肌の擦りすぎ、かぶれなど色々ありますが、最も影響が大きいのが紫外線です。
紫外線を浴びると、表皮の基底層にあるメラノサイトが活性化され、メラニンを生成して肌をガードしようとします。
健康な肌はメラニンもターンオーバーによって自然に剥がれ落ち、新しい肌に生まれ変わります。
ところが、メラニンが多量につくられると通常のターンオーバーでは追い付かなくなるため、表皮に残ってしまい、やがてシミとなって肌に現れるようになります。
紫外線による肌のダメージ(光老化)は、シミだけでなく、シワ・たるみ・くすみなど、すべての肌老化の原因になります。
ですから、光老化対策こそアンチエイジングケアの最大のポイントといえます。

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スキンケア用語集

◆アミノ酸
肌の主な構成成分はタンパク質。そのタンパク質を構成するのがアミノ酸です。つまり肌はアミノ酸の集合体なのです。
しかも肌本来のうるおい成分NMFの主成分でもあるので、肌の美しさに大きく関わっているのです。そのため様々な化粧品に美容成分として配合されています。
真皮のコラーゲン、エラスチンの材料でもあり、アンチエイジングにおいても不可欠な美容成分といえます。

◆アンチエイジング
老化による肌の衰えを遅らせるスキンケアなどの方法のこと。一般的にはシワやたるみ対策のアンチエイジング化粧品やレーザーや光治療のような美容クリニックの施術を示します。
肌の内部構造の変化や紫外線のダメージ防止など、さまさざまな取り組み方があります。
中でも紫外線を防ぐ日焼け止めはアンチエイジングの最重要課題といえます。

◆イオン導入
そのままでは肌に浸透しにくい成分を、肌深部に届けるケアのことです。特にそのままでは肌に入りにくいビタミンCの導入は定番で、美白やニキビ予防やハリのアップに期待ができます。
かつてはエステで行う施術でしたが、最近は家庭用のものも人気です。

◆AHA(エー・エイチ・エー)
アルファヒドロキシアシッドの略です。古い角質を取り除くための成分で、グリコール酸、乳酸、フルーツ酸などと呼ばれます。硬くなった角質を和らげて、自然に剥がれやすくする効果があります。同じ目的の成分にBHAがあります。データヒドロキシアシッドの略でサリチル酸が代表的です。こちらは油溶性で、皮脂にもよく馴染むので毛穴の汚れを取り除く効果が高いです。

◆NMF(エヌ・エム・エフ)
ナチュラルモイスチュアライジングファクターの略です。日本では天然保湿因子といいます。肌の生まれ変わりと共に、表皮の顆粒層で作られセラミドや、皮脂とともに肌のうるおいをキープします。肌の潤い成分の割合はセラミド約80パーセント、MMF約17~18パーセント、皮脂約2~3パーセントです。NMFはセラミドに次いで多い成分となります。尿素などの成分もNMFの一種です。

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コラーゲンたっぷりの食品を食べたら肌のコラーゲンは増える?

残念ながら、コラーゲンを食べたり飲んだりしても肌のコラーゲンが増える、という事にはなりません。

私たちの口から入ったものは、すべて一旦消化されてから体の各所で使われます。コラーゲンなどのタンパク質は、一度アミノ酸に分解されてから、再びタンパク質に合成されるのです。

その時、肌でコラーゲンに変わってほしいと願っても、内臓が組織の修復に必要としていたら、その一部に変わってしまうはずです。

だからと言ってコラーゲンを多く含む食べ物や飲み物に意味がないというわけでもありません。体の中に必要な材料が行き届いてこそ肌への分配も増えるわけですから、コラーゲンを多く含む食材を食べることは全般的な美肌の維持にプラスになることは間違いありません。

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年齢を問わず、乾燥は全ての肌トラブルの元

風邪が万病のもとなら、乾燥はすべての肌トラブルの元といえます、実は敏感肌のトラブルも、始まりは乾燥からくるのです。

それは老若男女を問わず、赤ちゃんのようなみずみずしい肌でも、乾燥が原因でカサカサになる場合もあります。詳しくはこちら

肌の乾燥は、ちょうど細胞のひとつひとつが煉瓦、その煉瓦と煉瓦を接着するしっくいが潤い成分、この2つでまさに煉瓦塀のように作られています。

さらに、この煉瓦塀は、皮脂というトップコートによってまんべんなく覆いつくされています。この三位一体の構造が、角層のバリアとなって、肌が本来持つ水分の蒸発を防ぎ、外からの物質を防ぐ防御壁の役割を果たしているのです。

しかし、肌が乾燥して、トップコートである皮脂がなくなると、しっくいも減り、煉瓦がはがれやすくなります。これが乾燥によるザラつき、カサつき、ゴワつきの原因なのです。

その状態を放っておくと、粉吹きや皮むけになってしまうことも。こうなった肌はところどころに穴があいた状態ですから、化粧水がピリピリしみるのはもちろん、何をつけても刺激に感じやすくなります。

また、この状態が続くと、肌は大急ぎでなんとかしようと急ごしらえの細胞を次々につくってしまい、肌全体がもろくなってしまいます。敏感肌にとって怖いのは何より乾燥です。また、オイリードライ肌も同様に危険です。

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リフティング手術でシワやたるみから永遠に解放される?

光治療や注射でシワをなくすのが”プチ整形”なら、もはやプチと呼べない大掛かりな手術でシワやたるみを取ることを「リフティング手術」といいます。

リフティング手術には、肌の下に糸を通して中から吊り上げる方法や肌を引っ張って余った部分を切り取って縫う方法など、いろいろな手法があります。

ですが、人の顔はまさに十人十色で体質も個人差が大きいです。同じように施術しても、同じような結果にならないのが整形手術です。

単純に考えると、リフティング手術をすれば一生シワやたるみから解放されるように感じますが、そうはいかないのが人の顔です。

どんなにお腹が大きくなっても肌が破れないことからも分かるように、肌はどこまでも伸びる特性があるからです。

そして一度伸びた肌は大きく縮むことはありません。リフティングしても、また数年から十数年すれば、もう一度リフティングしなければならない時が必ずやってきます。

つまりリフティングは決して一生ものというわけではありません。だからといって、欲張ってつまめば顔が引きつって怖い顔になってしまうし、控えめにつまめば、短いサイクルで手術を繰り返さなければなりません。

もちろんリフティング手術に保険はききませんので、自費診療で80~200万円くらいはかかります。それでそこまで満足のいく仕上がりになるかはやってみないと分からないところもあります。

そういった事情を踏まえた上で、信頼できる医師を見つけられた場合のみ相談してみてはいかがでしょうか。

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プチ整形の「シワ取り」の効果

シワを取るには、光治療ヒアルロン酸の注射ボトックスなどの方法があり、まとめてプチ整形と呼ばれます。

プチなんてつくと、整形も気軽なものに感じられますが、光治療にはそれなりの痛みもあり、日焼け止めを塗るなどアフターケアが求められますし、注射にも痛みや出血が伴います。

本当にプチと感じるかどうかはまさに人それぞれです。レーザーや光治療は肌に光を当てることで真皮でコラーゲンを生み出す線維芽細胞を活性化させ、ハリを取り戻させるもの。

1回3~6万円程度ですが、3~5回程度は繰り返さないと、目に見える効果は感じにくいものです。

ヒアルロン酸注射は、シワにヒアルロン酸を注入し、くぼみを盛り上げてみせるもの。これは1回5~6万円程度ですが、効果は3~6ヶ月ほど持続します。

主にほうれい線などのくぼみに適しています。

ボトックスは筋肉を動かす神経を麻痺させてシワがよらないようにするもの。額や目尻などのシワには適しますが、口元など適さない部位もあります。

1回3~6万円程度ですが、効果が現れるまでに3~7日程度かかり、効果は2~3ヶ月ほど持続します。

いずれにしろ、効果の出方は個人差が大きく、仕上がりに満足できるかどうかも人それぞれです。そうした事情を理解した上で敢えてトライするならプチ整形もアリでしょう。

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たるみによるブルドッグ顔の予防に効果があるのは?

たるみによるブルドッグ顔。。イヤですね。その予防策として、ダイエット・マッサージ・顔面体操・リフトアップ化粧品などがあります。

30歳を過ぎたら特に横顔に注意しましょう。太ったわけではないのに、顔が大きくなった気がする、フェースラインがぼやける、二重アゴになった、ほっぺが落ちてきた、これらすべてたるみによるブルドッグ顔の具体例です。

ブルドッグ顔は、肌がハリを失ってゆるむと同時に肌の下で衰えた筋肉と徐々に増えた脂肪により、下に下がってたまる事が原因です。

顔の筋肉は一方を骨に、一方は肌に結んで支えています。だから肌がゆるむと足場が悪くなってたるみやすくなってしまうのです。

また。脂肪はそんな筋肉と筋肉の間を埋めるようにして存在しています。だから筋肉が下がると、一緒に下がらざるを得ないわけです。

それが急に太ったりして脂肪が一気に増えたりすると、筋肉が脂肪の思いみに耐えかねてさらに下がってしまうことに。

年を重ねたら、美しい顔立ちのためにも体重の増加には気を付けなくてはなりません。

もちろん、顔だちを土台として支える筋肉をマッサージでほぐすことも大切。また、そんな筋肉や脂肪を包み込む外側の袋である肌も、しっかり形をキープできる強い袋でなくてはなりません。

美しいフェースラインをキープしたいなら、ダイエットで脂肪を減らすこと、マッサージや顔の体操で筋肉を鍛えること、リフトアップ化粧品で、肌にハリをキープすること、の3つがまずはマスト。

ブルドッグ顔には、肌、筋肉・脂肪、三位一体のお手入れが必須なのです。

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シワができる最大の原因とは?

シワの最大の原因、それは”紫外線”です。人間の肌は年齢を重ねればシワっぽくなってしまうし、乾燥も肌をシワっぽくしてしまうけれど、やはり最大の原因は「紫外線によるダメージ」にほかなりません。

シワは紫外線により肌の中に発生した活性酸素が、真皮の組織を破壊してできるもの。真皮の中にネットのように張り巡らされている、コラーゲンとエラスチンという紐やゴムを、活性酸素はものの数分でブチブチに切り刻んでしまうのです。

こうしてグチャグチャに絡まったネットは、肌の土台として弾力を支えることができず、表面はハリを失ってゆるみ、シワができやすくなってしまうというわけです。

さらに、肌の表面がバリバリに乾燥していると、柔軟性がなくなり、シワがくっきりと刻まれやすくなります。水分をタップリと含んだ肌は、ハリもあり、柔らかく、シワを目立たせない力を持っています。

しかし水分が抜けてかたくなった肌では、シワはいやでも目立ってしまいます。実は乾燥は紫外線の次に注意しなければならないダメージなのです。

もちろん、紫外線を浴びなくても、また乾燥しなくても、人の肌は自然に老化します。しかし、生まれたときから紫外線に気を付けて生活していれば、おばあさんになっても赤ちゃんのような肌でいられるという説もあるように、やはりすべての肌老化の原因は紫外線にあるのです。

紫外線というと真っ先にシミを思い浮かべますが、シミだけじゃない、シワもたるもでさえ、元凶は紫外線なのです。そう、日焼け止めは実はシワ&たるみの予防でもあるのです。

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アンチエイジングはいつから始めるのがいい?

肌のピークは18~20歳、それ以降はアンチエイジングケアの対象年齢です。

やはり、アンチエイジングは早くから始めるに越した事はありません。とはいえ、もちろん子供の頃から始める必要はありません。

人間の生物としてのピークは18~20歳くらいです。事実、肌のハリもコラーゲンとエラスチンが最大限に伸びきるのもそれくらいの年齢です。

つまり、アンチエイジングケアは20代から肌の状態に応じて徐々に取り入れるのが正解です。30代になったら、シワが気になり始めたら、ではその時は残念ながら手遅れなのです。

また、ベーシックなお手入れで、肌の基礎力を上げておくことはアンチエイジングの大前提です。

基礎力が無い肌に、いくらケアをしても、効果を100%発揮することはできません。アンチエイジングケアも、肌の基礎力があってのものであることは頭に入れておきましょう。

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シミは「レーザーを使えば全部取れる」って思ってませんか?

fd5f65dd7862851697f935d5e2c5715f_sレーザーで取れるシミは多く、特に何年も前からある古いシミはレーザーで取るしかないというケースも多数です。

ただし、レーザーは決して「魔法」ではありません。すべてのシミがレーザーで取れるわけではないのです。レーザーで取れないシミの代表は、年齢によるホルモンバランスの変化が原因とされる、両頬に左右対称にモヤモヤと現れる「肝斑(かんぱん)」。

ソバカスのつながったものと見分けがつきにくく、皮膚科の医師でも見間違うことがあります。しかも、レーザーを当てることで、かえって黒くなるケースもあるので注意が必要です。

この肝斑に限らず、レーザー以外の方法を選択すべきシミもあります。「キャンペーンで安く取れるみたいだから」といって安易に飛びつかないよう慎重に行動しましょう。

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